2019/06/21
7回にわたってお送りしてきたこの売却レポートも、いよいよ最終回。
出し惜しみをしても仕方ありません!さっそくこちらが各社の査定額です!
・・・さぁ、いかがでしょう?
査定風景は(素人目には)同じように見えました。傷だらけ(←認めた)のハイエースはほとんど足並みを揃えた査定額も、ランドクルーザーでは50万円弱の差がつきました。
以下、もう少し査定額についてご説明を加えます。
A社からは、2台合計で1,950,000円の査定額でしたが、交渉をした結果、「2台まとめて売ってくれるのなら合計200万にする」というおまとめ価格での提示がありました。ランドクルーザーよりはハイエースが欲しいという話でした。
B社はまずハイエースの価格を「最低額」として提示されました。B社以降まだ査定があることは伝えていたので、全社の査定価格が出きったところで交渉の余地があるようでしたが、最終的にランドクルーザーの査定額まで提示されることなくB社から離脱された形です。
最終的に決定したのはこのC社です。価格が細かいのは、リサイクル券や税金分の差し引きをされた最終金額での提示だったため。見積書があったのはC社だけでした。
C社と当日突然競合査定をさせてしまったD社も、C社と同じくリサイクル券等諸経費を計算した金額の提示をしてくださいました。見積書はありませんでしたが、これが入金される金額ですという明確な数字の提示でした。
全社出揃ったところで、A社、B社へご連絡をし、C社以上の金額は難しいということでしたので今回の依頼をお断りすることに。一応、D社にも交渉をしてみましたが、30万円の差額は難しいとのこと。結果、最も高額を提示してくださったC社に決定しました。
その場で明確な最終価格が提示され、見積書をくださったのはC社だけでした。他社さんが見積書を出さないのは、「交渉の可能性があるので、最低金額を暫定的に出す」から。C社、D社のように同時に査定をすることもあれば、A社、B社のように別々に査定をすることもある。
高く売りたいこちら側としては「〇〇さんはいくらっていってたけど、それ以上出せますか?」という交渉をしてくるため、査定をされる方はその攻防に勝たなくてはならないのですね。見積書はそういった点で、場合によっては不利になることもあるのだそうです。
その中で出された見積書。専門知識がない場合は交渉にも限界がありますし、この見積書の存在は、あとから諸経費という名目で差し引かれるかもしれない心配はしなくて済むという、とてもありがたいものでした。
<内訳詳細>
〇ハイエース 合計 474,590円 |
・車体価格 464,400円 |
・リサイクル料 11,140円 |
・税金分 ▲950円 |
〇ランドクルーザー 合計 2,031,190円 |
・車体価格 2,019,600円 |
・リサイクル料 18,890円 |
・税金分 ▲7,300円 |
<手続き>
C社にお願いすることが決まった後日、担当の方が書類を持って来社され手続き開始。もちろん、それまでに私物などはきれいに撤去、スペアキーなどの付属品はあれば事前に用意します。
準備するのは、
①ハイエース(会社所有)会社の印鑑証明、法人印、あれば認印、法人口座番号が分かるもの
②ランクル(個人所有)所有者の印鑑証明、実印、認印、所有者の免許証コピー、所有者名義の口座番号が分かるもの
あとは、売買契約書に必要事項を記入し、押印。
ダッシュボードに保管されていた車検証、リサイクル券や自賠責保険の証書、当年度分の納税証明書などを確認して、完了です。時間にして2台分でも10分かかりませんでした、
税金は、4月1日午前0時時点の所有者に対して発行されます。4~5月に郵送される納税書のうち、当方で4月の1か月分を負担することになるため差し引かれました。納税証明書が届き次第、C社に納税書を送付すればOK。うっかり支払うと面倒なことになるので、支払わないでくださいねー!と念を押されました。
リサイクル料は、中古車売買をした場合、次の所有者から返金があります。これを誤魔化して「車体価格に含みました」なんていう業者さんも中にはいるようですので、ご注意くださいね!
「こちらが知らないと思って、安くふっかけられるのではないか」「ない傷をあるとかいわれるんじゃないか」と過剰に疑心暗鬼だった開始前。査定に来てくださった皆さん、とても親切で、総じてとてもスムーズに完了したように思います。1社査定が終わるごとに、新たな疑問が沸いては次の方に突っ込んだ質問をしていましたが、話しにくいであろうことにも可能な範囲で色々お話をしてくださいました。
数社同時に査定をするのはよくあること、と皆さん仰っていましたので、その場で決済できる人が対応するのであれば、競合は非常に有効だと思います。1社に依頼するのではなく、数社依頼し比較することは思うより面倒なことではありません。
大切に乗ってきた愛車ほど、高く、かつ信頼できる会社に売却したいものですね。
手続きが終わって、車はそのまま連れてゆかれます。心の中で語りかけました。
ありがとうハイエース、みんなでぶつけてごめんね、いいところへお嫁に行くんだよ。
(ランクルも)
~終わると思ったら大間違い 次回『番外編:買取業者さんから聞いた小ネタ集』をお送り致します~