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ハイエースとランクルを売却しました!レポート~ハイエース査定編~【第5回/全7回】

2019/05/21

  • その他

第5回『いよいよ査定!~ハイエース~』編

4回に渡って、査定までの様子をお伝えしてきましたが、いよいよ査定レポート、まずはハイエース編です!

査定中は中で待っていただいていいですよ、と言われても興味津々。査定の邪魔をするかのごとく、全社にぴったり張り付いて根掘り葉掘り聞いてみました!

と、各社のレポートをする前に、かねてよりお伝えしてきた「ちょっと」傷のあるハイエースをご紹介。
まずはスペックから。

・トヨタ ハイエース(平成20年式)
・スーパーGL ロング
・ボディーカラー:ホワイト
・売却時走行距離:180,000Km超


気になるお顔はこちら。


遠目だとキレイに見えますが、いい具合に全体的にボコっとした凹みや擦った傷があります(写真だと思った以上に分からないものですね)。

そしてそしてメインの「ちょっと」傷ついたところがこちら。


・・・「ちょっと」・・ですよ(小声)

最初にお伝えしたように、車の知識がほとんどない私には、この傷は相当のマイナスポイントでは!?という印象でしたが、果たして…?

気になる査定の様子レポート(ハイエース編)

A社

記念すべき第一発目の査定です。

ご挨拶、名刺を頂いてから即査定が開始しました。
ボンネットを開け、ペンライトを使いエンジン内をチェック。
車に乗り込み、書類関係(車検証や保険など)を確認。エンジンをかけてその状態をチェック。
窓やドアを全て開け閉めし、過去の事故歴などをチェック。
自社専用の端末に傷の具合などをアルファベット化して入力し送信、最後に会社へ電話連絡をし、査定額を算出してもらうという手順。1台の査定にかかった時間としては、およそ10分程度です。
契約書や見積書はないとのことで、口頭で伝えられた金額を自分でメモします。傷の度合いからして、このままオークションに出す予定とのことでした。

B社

A社の同日午後、2社目の査定が始まりました。
やはりA社同様、名刺を頂いて早々にスタートです。
まず例の傷を見て、「うまいことガムテープ貼りましたね」と笑ってくださいました(みんなで頑張って貼りましたから!)。その後、A社同様にエンジンをかけ、その状態と書類のチェック。後ろのドアを開けてビス(ネジ)を見、「このドアを一度取ったことがあるんですね」とのこと。ビスの留めてある方向で、その経緯が分かるんだそうです。なるほど、事故や修理を隠しても、素人程度ではバレバレなのですね。
A社では特に見ているようではなかったパッキンの状態に時間をかけているのが印象的でした。
オークションでの相場を確認したのち、「この金額以上で買い取ります」という最低金額の提示がありました。このあと2社の査定が控えていること、立ち会う私に最終権限がないことを伝えたことからでしょう、交渉の余地があるような内容です。自社の子会社から海外に輸出することになるだろうとのこと。
A社より少し長めの、1台15分程で終了です。

C社

翌日はC社、D社の同時間査定、競合しての査定となります。
D社より早めに来たC社の方も、やはり同じく早々に査定に入りました。
膝をつき、車体の底のチェック、バンパーを開けエンジン部分のチェック。ミラーの稼働のチェック。そしてこれまで同様、エンジンをかけ、書類を確認。
その後、謎の端末を車体のあちこちにあてて、何かを見ています。伺うと、一見塗装されて分からない、その裏側の傷などを確認しているそう。
「傷があったりすると、そのピッピッとなる音は変わるんですか?」と興味津々で質問すると、音は変わらないとのこと。一緒に端末を見ないと分からないんですね、残念。
C社も自社専用端末にデータを入力していき、1台にかかる時間は10分程度でしたが、4社で一番細かくチェックをしていたような印象でした。
見積書をいただけたのは、このC社が唯一です。

D社

当日、急遽査定をお願いしたD社。C社の査定時間の30分程前に決定して、急いできてくださいました。
C社の方とご挨拶。今回はハイエースとランクルの2台査定があるため、C社、D社が交代でみることになりましたが、当然1台のときは同時に一緒に査定をするのだそうです。競合はよくあることだそうで、今回は違いましたが顔見知りになることも多々だとのことでした。
「競合」と聞くと、ちょっとピリピリした空気感を想定していた私、とても和やかな雰囲気が意外でしたが、競合自体がよくあるのであれば納得です。

チェックしているポイントとしては、D社もこれまでの3社とほぼ同様の査定でした。しいていえば、たばこの臭いがするかしないかを気にされていたように思う程度です。D社はその場での金額提示はなく、追ってメールで査定金額の連絡がありました。1台にかかった時間も、やはり10分程度。

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4社終えて分かったことは、査定のチェックポイントとしてはほぼどの会社も同じようなものであるということ。
用紙に記入したり、専用端末に入力したりと、査定の様子は異なりますが、見ているポイントはほとんど同様でした。
査定額の提示については、今回が数社の競合であること、決裁者が立ち会う私ではないこと、が大きく左右したと思います。本来その場で「ではお宅にお願いします」とその場で言える状態であれば、当然全社その場で売却金額が明確に提示できたのではないでしょうか。

そして、4社皆さんが必ず口にしていた「オークション」ですが、これはオートオークションのこと。
主に自動車の中古販売を行う業者を対象としたオークションです。
車種、年式、走行距離などからこのオートオークションで相場価格が分かるため、それだけで売るのであればどこに売っても価格は同じです、というお話。
買取額に差がつくのは、買い取る会社にどれだけの販路があるか、という点が大きく関わるということです。

今回依頼したのはいずれも大手。では販路もさほど変わらないのでは、と予測しましたが、海外に太いパイプを持つ会社や、部品としての販売に強みを持つ会社など、こちらも思ったより全く同じ、というわけではありませんでした。

ではでは、例の「ちょっと」(しつこいですか?)の傷は査定額に響くのか!というと、どの会社も皆さん「あるよりはないほうがいいけど、それほど劇的に変わるほどでは…」という回答でした。えーそうなの?
ハイエースは、日頃からオイル交換をマメにしていれば走行距離30万km以上でも問題ない、非常に優秀な車。とはいえ当方の18万Kmオーバーした車は、その走行距離から、やはり国内よりは国外への輸出が有効であり、輸出するとなればこのくらいの傷は(おおげさにいうと)たいしたことないんだそうです。
極端にいえば「タイヤが4つあって、動くハイエースは売れる」ということ。

さすがハイエース!


~次回、『いよいよ査定!~ランドクルーザー~』編です!