サヴィルロウ（SAVILE ROW）は有名な紳士服の仕立て屋が並ぶ、イギリス・ロンドンのストリートの名前です。スーツ発祥の地とも呼ばれるロンドンですが、日本での呼び名「背広」はサヴィルロウが訛ったことからきているとも言われています。サヴィルロウの有名な仕立て屋ブランドは日本や海外でも多く知られています。1806年創業の貴族向けの格式高いテイラー「ヘンリープール」。日本とも深いかかわりを持ち、天皇がここの仕立服を愛用していることでも知られています。また、日本だけでなく世界各国の王室の御用達になっています。1689年創業の「イード・レーベンスクロフト」はサヴィルロウの中でも最も歴史があり、王室御用達ブランドです。2つのテイラーが合併した英国王室御用達の「ギーヴズ&ホークス」はグローバル化に積極的で、日本でもよく知られています。その他、エリザベス女王御用達の「ハーディ・エイミス」、現在サヴィルロウでも高い人気を誇る「スティード・ビスポーク・テイラーズ」などがあります。