ボーム＆メルシエ(BAUME&MERCIER)は、1540年代から時計業界に携わってきた、ボーム家のルイ=ヴィクトール・ボームとピエール=ジョセフ・セレスタン・ボームという兄弟が、1830年にスイス国内に設立した時計工房がブランドの起源です。製品自体のクオリティに第一のこだわりを持ち、完璧な時計のみを作り出すというポリシーと、兄弟が持ち合わせた天才的な経営能力により、設立後、またたく間に一流ブランドとして発展しました。現在ではどちらかというと宝飾時計のイメージが強く、その歴史も長いですが、内部機械の性能も非常に高く評価されています。長年に渡り、数々の賞を受賞し続けていることからも、時計メーカーとしての技術力の高さは証明されています。「ケープランド」や「リビエラ」などの代表的なモデルは日本国内においても一世を風靡し、バブル期にはとくに女性が一度は憧れた高級時計ブランドとして、その名を轟かせました。