ガンリュウ(GANRYU)は、2008年にコムデギャルソンから展開されることになったファッションブランドで、すでに同社にてパタンナーとして活動していた丸龍文人がデザイナー起用されました。当時コムデギャルソン最年少のデザイナーとして注目を集めましたが、若々しい鮮度のあるストリートファッション、それにアーティスティックな雰囲気をサラッと添えることができるセンスは非常に素晴らしく、ハーフパンツやサルエルパンツなどユニークなボトムアイテムをフィーチャーした点がモーダルにも映ります。デザイナー自身ではストリートファッションを特に意識しているわけではない、との考えがあるようですが、それでも愛好家が好きにセレクトするのを柔軟に見守っているようです。ブランド立ち上げ以降コレクションごとにクオリティの高い作品を提示し続けていたガンリュウですが、2017年の春夏コレクションを最後にブランド終了を発表しています。