アレキサンダーワン（AlexanderWang）は、台湾系のルーツを持つアメリカ人デザイナー、アレキサンダーワンによって設立されたファッションブランドです。幼いころからファッション雑誌に夢中になり、兄の結婚式では兄嫁のために35着ものドレスをデザインしたのは、わずか15歳の時。彼にとっての、言わばファーストファッションショーとなりました。その後パーソンズ美術大学でファッションを学び同校を中退。在学中にはマークジェイコブス（MARC JACOBS）、ヴォーグ（VOGUE）などでインターンを経験します。2007年にニューヨークコレクションでデビューを果たしました。デビュー作であるニットウェアをバーニーズニューヨーク（BARNEYS NEW YORK）が買い付け、それをきっかけに世界中から注目され、才能が高く評価されることとなりました。2008年のCFDAヴォーグファッションファンドにおいてグランプリに選出され、翌年にはスワロフスキーアワード、スイステキスタイルアワードを受賞するなど、まさに新進気鋭のデザイナーとしてネクストジェネレーションのトップデザイナー的な存在です。2012年にはパリの老舗メゾンであるバレンシアガ（BALENCIAGA）のクリエイティブディレクターに弱冠28歳で大抜擢されています。アレキサンダーワンのデザインはストリートカジュアルミーツモードと言ったスタイル。モノトーンを中心とした自身が拠点とするニューヨークのエッセンスを感じさせるリアルクローズは斬新なだけでなく、計算されたシルエットと着心地にもこだわって作られています。GAPやH&Mとのコラボレーションも話題となりました。セカンドラインとしてT by Alexanader Wangも展開しています。